合同経営月刊報

2017.6月号

社会保険の算定基礎届について

社会保険算定基礎届は、社会保険料や手当金の計算の基礎となる標準報酬月額を決定する届出の事です。

 算定基礎届の提出月は7月で、4月・5月・6月各月の賃金の基礎となる日数が17日以上の月に支払われた給与総額(報酬)の平均に基づいて、同年9月から1年間の標準報酬月額を決定します。
 決定された社会保険料は、同年10月に支給される給与の控除分から変更になります。
 食事(給食・食券など)、住宅(住宅・寮など)、衣服または自社製品などを現物支給する場合も、労働の対象である限り報酬となります。現物支給は都道府県ごとの価額または時価で換算します。現物給与の価額の適用については、生活実態に近い価額とする観点から勤務地(現に使用されている事業所)の都道府県の現物給与の価額を適用する事としています。
 食事について下記額の2/3以上に相当する額を食費として徴収されている場合には、現物給与に加算する必要はありません。

ダウンロードサービス

各従業員の総支給額を入力することにより、算定後の標準報酬月額の予想額が表示され、等級の変化をシミュレーションできるエクセルシートをこのホームページからダウンロードできます。

ダウンロード手順
①左メニューの『ダウンロードサービス』をクリックする。
②下記ID、パスワードを入力する。
③『書式ダウンロード』をクリックする。
④「労務管理」の中の『算定基礎検証シート』をクリックする。
ID:godo パスワード:5555

平成29年度新規助成金情報

新年度になり、各種助成金においても新たに2017年度版が厚労省から公表されました。
そこで今回、特に"注目"の助成金をご紹介いたします。

生涯現役起業支援助成金

 この助成金は、生涯現役社会の実現を目的とし、中高年齢(40歳以上)の方が起業(業種不問)することによって就業機会の創出を図り、事業運営のために必要となる労働者の雇入れ※1を行った際に要した雇用創出措置※2に対して助成されます。

※1労働者の雇入れ
 60歳以上の者を1名以上、40歳以上60歳未満の者を2名以上または40歳未満の者を3名以上(40歳以上60歳未満の者を1名雇い入れる場合は40歳未満の者を2名以上)
※2雇用創出措置
 対象労働者の雇入れにあたり、事業主が行うべき措置であって、募集及び採用並びに教育訓練に関するもの。

人事評価改善等助成金

 この助成金は、最近、中小企業等で深刻な問題となっている人材不足を解消する目的で出来たもので、生産性向上に資する人事評価制度と賃金制度を整備することを通じて、生産性の向上及び賃金アップと離職率の低下を実現した事業主に対して助成されるものです。

※目標達成助成
一定期間経過後、生産性要件、賃金アップ、離職率低下目標を達成した場合に支給

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