「実りの秋」 (14.10.14)
秋は色々おいしいものがたくさん実る季節である。
新米もそうである。実が入ってくると稲穂が頭を垂れ始め刈ってくれと言わんばかりの状態になってくる。昔は、稲刈りをした後は、乾かすためにしばらく田んぼの真ん中に干していた。丸太の木を組み合わせて干す場所を作っていたのだ。太い鉄棒のような感じであったので子供のころは、絶好の遊び道具?というか遊び場所であった。いつしか全ての作業がコンバインで済むようになり、昔懐かしい思い出の場所を見かけることはなくなってしまった。この時期になると思いだす、昭和のにおいである。
最近、事務所の中でも「家で採れたから・・」「お客さんにもらったから・・」とナスや栗、柿、すだちなどの果物・野菜が飛び交っている。
事務所に居ながらおいしい季節を感じられるのも、都会にはない、香川に住む私たちの特権かもしれない。(酒井洋美)