雪の日 (14.2.21)
先週バレンタインデーの金曜日の朝起きると、外は一面の雪景色。その景色を見るや喜ぶのは世の中子供と犬くらいで、いい大人の私がまず思い浮かんだのが、「車で仕事行けるやろか・・・」という現実的な通勤の心配だった。温暖な香川の平野部で住んでいる人は、おそらくスタッドレスタイヤもチェーンも、よほどのスキーヤー(又はボーダー)でない限り持ち合わせてはいないのではないだろうか。我が家ももちろんノーマルタイヤのみ。前の週にも雪が積もったときに、チェーンくらい持っていた方がいいだろうかとチラッと思ったが、どうせ数年に1回しかこんなことはないだろうし、今年の雪はもうこれで終わりだろうからまあ来年でもいいか、と思ったのだが、まさか翌週も積もるとは。しかも平日。
うちから職場まで電車もバスもないし。。。雪の中まさか自転車はありえないし、歩くにも遠い。どうするかなあ・・・と考えていたが、通る道はほとんど幹線道路だから、きっともうみんな(車)が雪をとかしてくれているだろう、と思い、恐る恐る車を動かした。「走らせる」というより、「動かした」。まだ完全にはとけきっていない道路を、最高時速30㎞くらいでゆっくりゆっくり進んだ。市内へ向かう車は大渋滞していた。合同経営は、完全な住宅地の中に位置するのだが、幹線道路から住宅地へ入る道路はまだまだ雪が残っていて、このときばかりは緊張した。川沿いをさらにゆっくりゆっくり進んでようやく事務所の駐車場に到着すると、まだ誰も来ておらず、真っ白な雪のキャンパスに私の車と、私の足跡が残されているのがなんだかわくわくしてうれしかった。子供や犬がうれしいのってこんな感じなのかな、と思った。
午後からもっと降るとのことで、事務所でも午前中で退社するように指示が出た。行政書士部門はちょうど一番忙しい日だったので、みんな夕方までいたが、その頃には道路の雪はすっかりとけて、日陰に残っている程度だった。やっぱりチェーンくらい持っておいた方がいいな、と思っていよいよお店に行った。
が、自分の車に合うのがひとつしかなく、選択の余地がないときに買うのもなあ・・・と思って結局買わずに店を出たのであった。。。もう今年は積もりませんように。。。
(鈴木)