「悩む力」 (08.10.2)
新聞広告に、姜尚中氏が書いた「悩む力」という本の広告が掲載されていて、その中身出しを見て早速購入。
見出しは
序章 「いまを生きる」悩み
第1章 「私」とは何者か
第2章 世の中すべて「金」なのか
・・・・・
というふうに現代に生きる私たちが、漠然とですが、思い考える話題を、整然と真摯に展開しています。
特に夏目漱石や、マックス・ウエーバーの生きた時代背景や生き方を紹介しながら重層的な論理展開を繰り広げていき、読み進めるうちに「悩み方を理解した」ような私が存在している気がしてきました。
経営者だけではなく、経営とは直接関係の無い、現代に生きる人々に是非とも読んでもらいたい本でした。
若干、大学時代の哲学ゼミの論議も思い出した一冊でした。
(林 哲也)