繁忙期 (09.6.5)
私が所属する『税理士部門』は、3月決算の申告書提出期限である5月末までが繁忙期です。どうしても3月決算の企業が多いため、5月は部門全員が、いつもとは違う緊張感の中で仕事をしています。
ただ、いくら忙しいからといっても、顧問先様にとっては大事な決算です。決してミスは許されません。それでも部門内でのチェックを何度も重ねてからの提出になるので、本当に心強いと感じています。
そんな繁忙期なので、どうしても帰宅時間が遅くなり、夕食の準備が出来ない日々が続きました。そこで私を助けてくれたのが、高校1年生の長女です。長女は、高校入学後、すぐに吹奏楽部へ入部したのですが、どうしても楽しいと思えなくなり、辞めてしまいました。親としては部活さえ入っていれば、余計な時間がなくなり安心できると思っていたのですが、かなりの誤算となりました。
そこで、部活を辞める時の条件として、『授業が終わったら寄り道せずに家に帰る事』・『もし寄り道をするのであれば、必ず私に誰とどこに行くか連絡する事』と約束をしました。
それからは、ほとんど毎日寄り道せずに帰宅するので、長女に『晩御飯作って欲しいな~』って言うと、すんなり承諾。最初は私の料理本を渡していたのですが、どうしても難しいと言うので、書店に行って"初めての料理"みたいな、まるで新婚さんが買うような本を購入しました。
この繁忙期の、私が帰宅時間が遅い時は、ほとんど毎日長女が晩御飯を作ってくれました。中学生の弟が塾に行く時間までに、夕食を食べさせてくれた事もあります。本当に助かりました。高校生は部活を通して色々な事を学んでくれると思っていたので、少し残念に思っていた私ですが、少し早い花嫁修業?と思って、長女の成長を見守っていきたいなぁと思っています。
(石川 美輪子)