「奇跡の復活」 (16.1.28)
我が家では、金魚を1匹飼っている。といってもペットショップなどでちゃんと買ってきたものではなく、金魚すくいでたまたま取れたものである。
東日本大震災の直後の夏、夏祭り自粛ムードで金魚すくいが出来なくなったため、ホームセンターで細々と行われていた金魚すくいで我が家にもらわれてきた1匹である。
5年以上になるのだが、先日、正月明けのある日、今まで元気だったのが、突然はねたかと思ったら横たわり虫の息に・・。慌てて水を作りかえとりあえずバケツに移したのだが、ほとんどエラも動いておらず、内心ではもうダメだなと思っていた。
次の日、仕事から帰ってそ~っとバケツの中をのぞいてみると、「んっ?」少し復活してる?という感じであったが、それから程なく元の元気な金魚に戻ったのである。あれは何だったのだろうか?虫の息の時に主人が空気ポンプの先を金魚の口に近づけ酸素呼吸のまねごとをしていたらしいのだが、それだけではないはずである。
何はともあれ、今までと変わりなく水槽の中を泳いでいる。いつもは、バチャバチャうるさいと思うときもあるが、居なくなると思うと寂しいものなので、今回はめでたしめでたしの復活である。
(酒井洋美)