真夏の夕日 (12.8.3)
毎日暑い日が続いてつらいです。ギラギラと照りつける太陽がほんとうにうらめしいです。けれど悪いことばかりでもありません。秋や冬の夕暮れ時はどこかもの悲しく、沈みゆく夕日を見ていると切ない気持ちにさせられてしまいますが、真夏の夕日は違います。
山の向こうに沈みかけた真夏の夕日は、まだなお強い光と熱を放っていて壮大なパワーを感じます。水平線に沈む夕日なんか海と触れるときに"ジュッ"って音が聞こえてきそうなくらいです。線香花火の火種がバケツの水に落ちるときみたいに。
そんな真夏の夕日を見ていると、「よしっ!今日もよう頑張った。明日も頑張れよっ!」って言われているようで、くたびれた心に少しだけ明日への力が湧いてきます。さすがに夕日に向かって走り出すまでの力は湧いてきませんが・・・。
わたしももういいい年なので誰かに励まされるばかりでなく、力を与えられる存在でありたいなと思います。「あなたはわたしの太陽です」って誰かに言われてみたいなぁ・・・。
(松本 秀紀)