十年祭 (11.10.13)
今年は母が亡くなってちょうど10年になる年です。私の実家は神道なので、仏式とは法要の年数が異なります。仏教だと三年、七年、十三年と続きます。神道だと五年の次は十年の法要です。その後は二十年までないようです。ですから、今月母の十年祭をごくごく身近な親類で行います。仏教の法事にあたるのが神道では年忌祭です。「~回忌」は「~年祭」といいます。お葬式(神道では神葬祭)のときからそうでしたが、神社の神主さまが登場します。お焼香ではなく玉串を祭壇にお供えし、拍手は音を鳴らさずに手を合わせるだけです。年忌祭では拍手は音を出してもよかったでしょうか。葬儀や年忌祭のお供え物も仏教のそれとは随分違っていたと思います。
ただ、法要が五十年で一区切りつくのは仏教と同じです。(仏教はさらに五十年ごとに法事があるようですが、一般的には五十年で一区切り。)
五十年祭で神になるそうです。
両親が神になるといわれる五十年祭までなんとか自分自身も元気でいられたらいいのですが。
(藤本 恭子)