1より小さい数 (10.2.10)
前回のコラムでも書きましたが、教育テレビの「にほんごであそぼ」という番組のこと。これがなかなか大人も勉強になるので、今回もひとつお題にしてみました。
1より小さい数って皆さんはご存知でしょうか。分、厘までは知っていましたが、後はまったく知りませんでした。言葉は聞いたことがあってもそれが1より小さい数のこととは・・・。
『分(ぶ)(0.1)、厘(りん)(0.01)、毛(もう)(0.001)、糸(し)、忽(こつ)、微(び)、繊(せん)、沙(しゃ)、塵(じん)、挨(あい)、びょう、漠(ばく)、模糊(もこ)、逡巡(しゅんじゅん)、須ゆ(しゅゆ)、瞬息(しゅんそく)、弾指(だんし)、刹那(せつな)、六徳(りっとく)、虚空(こくう)、清浄(せいじょう)、阿頼耶(あらや)、阿摩羅(あまら)、涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)』 漢字がわからないものがありますが・・・。以上が1より小さい数を表す語です。
一桁ずつ位が小さくなっていきますが、涅槃寂静は小数点以下0がいくつ並ぶでしょう・・・というくらい小さい数のようです。文字にするとピンとくるようなこないような・・・、でもこれが音楽にのって番組のなかで歌われると、耳について離れないんですよ、私は。実は今も頭の中では音楽にのって「分、厘、毛、糸、~・・・」と流れています。
大人になって知らなかったことを知る機会になった子供番組ってすごいです。
(藤本 恭子)