偽メール (24.3.14)
今年の確定申告が始まってしばらくして、「税務署からのお知らせ」なるメールが届いた。いつもなら開かずにゴミ箱に移動するのだが、時期が時期だけに開いてみた。
件名:
税務署からのお知らせ【宛名の登録確認及び秘密の質問等の登録に関するお知らせ】
メール本文:
国税還付金の電子発行を開始しました。
e-Taxをご利用いただきありがとうございます。
令和6年度の税制改正等のうち、以下の申告手続について、追加及び修正を行い。
税制改正に伴い、税金の状況をわかりやすくするため。
E-Taxの個人納税アカウントを持つことを全員に義務付けています
このメール受信後24時間以内に下記の専用リンクからE-taxアカウントをご登録ください
しかし、文面を読むと明らかに偽メールとわかる。「令和6年度税制」というもっともらしい言葉を使用しているにもかかわらず、具体的な改正内容が示されていないし、e-Taxの表記も一貫していないなど疑わしい点が見受けられる。さらにネットで検索してみると、国税庁をかたるフィッシングメールとして報告されていることがわかった。
リンク先にアクセスすると、氏名や生年月日、住所などの個人情報の入力を求められ、操作を続けるとクレジットカード情報入力画面へ遷移するとのこと。
フィッシングメールは金融機関やクレジットカード会社などを装って偽サイトに誘導し、クレジット番号やユーザID、パスワードなどの情報を盗むことを目的としている。皆さん、くれぐれも注意してください。
(高嶋)