逆境を逆手に (21.5.14)
この間、ニュース番組で、韓国の航空会社「エアソウル」が無着陸飛行ツアーをしていることが取り上げられていた。松江や高松上空を飛行したのち韓国へ帰るルートだ。上空では、松江や高松の紹介がされ、機内でのクイズ大会での景品はコロナ終息後に使える航空券や宿泊券だ。さらに、海外に出国したという扱いになるため、免税店が利用できるというのも大きな売りになっているという。とても人気で、搭乗率も満席に近いそうだ。コロナ終息後の観光需要を取り込む策も施されており、とても画期的だと思った。
航空業界は、コロナの影響で破産申請をした企業もあるし、日本航空のように春秋航空日本を子会社にするなどコロナ後を見据えた攻めの戦略をとる企業もある。航空業界に限らず、このコロナによって、企業の力や経営者の手腕を試されている。
森谷