50歳をすぎれば、毎年「遺言」を書こう (13.12.10)
合同経営は「かがわ遺言・相続センター」の事業推進をしていますが、その意味的価値を体感しました。
中小企業の経営者は、団塊世代の方が多いと言われており、今後、数年の間に経営者の世代交代がすすむと言われています。
最近「そろそろ社長交代をしようと思う」と言われていた経営者が、何の前ぶれも亡く突然にこの世を去られた事例がありました。
後継者の方から「社長は、私たちに何か言葉を残してくれていませんか」と尋ねられました。
そこで思い至ったのですが、50歳をすぎれば、元気なうちに身辺の方への思いを記述しておくことは、残された人達にとって大きな救いになるのです。
何も財産分与にふれた「遺言」という形式でなくて良いと思います。
当然、相続など金銭面での"争続"などのもめ事を防止する意味では遺言は威力を発揮しますが、本当のところは、残された人達は、これからの自らの生き方をも含めて、先代の思いや心を求めていたのだと気づかされました。
50歳をすぎた経営者は、もしものことを想定して、思いと心の込めた"ことば"を、この世に、生きるであろう者達に、毎年、正月等の区切りの時に書いておくと良いと思います。
年中行事の正月が近づいていますが、経営者や年配の方は是非とも実行して欲しいと思いました。自分も同じですが。(林哲也)