こころ旅 (12.11.6)
現在、NHKBSで放送されている「こころ旅」という番組をご存知でしょうか。月~金7:45~8:00に放送されているのですが、私は同じくNHKBSで7:30から放送される連続テレビ小説を見た後に、必ずこの番組を見ます。
俳優・火野正平さん(63才)が、視聴者の「こころの風景」である「人生を変えた忘れられない場所」「ずっと残したい、ふるさとの風景」「誰かにそっと教えたい、こころの絶景」などなどを、自転車で旅する番組です。遠方の移動は電車などを利用するのですが、必ず目的地の10数キロ前から自転車に乗ります。火野正平さんの、ほのぼのとした口調や自転車からの風景がとっても和やかで、自分もその場所を自転車で走っているような感じを与えてくれます。
その「こころ旅」が先週、ついに香川にやって来ました。和歌山~徳島~高知~愛媛と来たところで、もしかしてこのまま、しまなみ海道で本州へ行ってしまうのかと心配しましたが、ちゃんと香川にも来てくれました。
香川で生まれ育った私にとってその風景が全国ネットで放送されることはとても嬉しかったです。善通寺の寛永通宝から始まり、丸亀城・瀬戸大橋・小豆島・高松駅。自転車での移動中は丸くぽこぽこある小高い山を「おっぱい」と例えた火野さんは本当に素直でステキな人だなぁと感じました。
もし私がこの「こころ旅」に投稿するとしたらどこかなぁと考えた時、それは母校である香川第一中学校から見た高松平野です。私の母校は香川のほぼ中心の小高い山の上にあり、校舎北側から眺める高松は入学した時から目に焼付いています。天気がいい日は瀬戸内海まで見え、悩み多き思春期を癒してくれたように感じます。
この番組のおかげで、地元香川が本当にいい場所だなと改めて思えました。
(石川美輪子)