箸蔵街道 (12.10.15)
先週の土曜日に久しぶりに登山に行きました。
行き先は「箸蔵街道」です。昔、金刀比羅宮と箸蔵寺を結ぶ信仰の道として、また、阿波と讃岐を結ぶ物流の道として多くの人が行き交った旧街道だそうです。
今回はJR財田駅から電車で箸蔵駅まで行き、箸蔵駅から財田駅まで峠を越えて徒歩で戻るという行程です。
歩行距離13キロの山道で、眺望はあまりよくありませんでしたが、昔、旅人の宿であった二軒茶屋や集落跡の廃屋、丁石や石仏があり、歴史を感じる道でした。
ほとんど人にも出会わなかった人気の無い道でしたが、マネキン2体(内1体は頭部なし)に出会ったのは衝撃的でした。
また、印象深かったのが財田駅から箸蔵駅の間の坪尻駅です。四国では2駅、全国でも数えるほどしかないという「スイッチバック駅」でした。急勾配の途中に駅をつくるときに使われる方法で、勾配の途中に水平な発着線を設け、そこにプラットホームをつくるそうです。一度ホームを通り過ぎバックしてホームに入ります。そんなことは知らずに乗ったので、めずらしい体験ができ、ラッキーだったなと思いました。
(齋藤 美穂)