3月です (12.3.1)
今日から3月です。
3月と聞くと「旅立ちのとき」「別れ」を連想してしまうのは私だけではないと思います。多くの子供たちが学舎を巣立ち、また社会に出た人々も異動の有無を知る季節だと思います。今まで過ごした場所を離れてしまうことは、旅立つ方も見送る方も万感の思いがあるでしょう。
私自身は、学生生活の最後である大学の卒業式には出られませんでした。卒業式に出席するために上京予定だった父が卒業式の前日に倒れてしまったのです。後日大学に学位授与証書を取りにいきました。そういう意味では記憶に残る卒業式でしたが、一番印象に残る卒業式は小学校でしょうか。ほとんどスカートをはかなかった私が卒業式にはスカートをはいて(正確には母にはかされて)出席したことと、とにかくみんなと離れることが悲しくて寂しくて仕方がなかったことを覚えています。地元の中学に行く子がほとんどなので、また中学でも会えるいうことはあってもなんだか寂しかったですね。これはきっと、物心ついてから初めての大きな別れの瞬間だったかもしれないからでしょう。
3月のスタートにあたっていろいろなことを思い返しながら、今月の業務に取り組むことになるでしょう。
(藤本恭子)