「アートな島々 3」 (10.11.8)
瀬戸内海で開催されていた「瀬戸内国際芸術祭2010」は、大盛況のうちに幕を閉じた。私の周りの人たちも、もちろん鑑賞に島を訪れたといった人は多かったのであるが、実際に作品づくりに参加しましたとか、裏方をやっていましたなど、以外と身近に関わった人が多かったことに気がついた。
実際に作品を鑑賞した後で、そういった人に話を聞くことが出来たので、ガイドブックには載っていない'ここだけの話'なども満載で、楽しかった思い出にさらにエッセンスが加わった気がした。作品を制作する過程の話や苦労話を聞くことが出来たり、他のアーティストとの話で'あの人は制作日数がすごく短くて早々と仕上げて帰ったよ'とか火事で燃えてしまったサインペンの大作も'作品が出来ていく過程は、本当に早かったんだ'など。思えばアーティストとそんな話が出来るのは、非常に贅沢なことではないだろうか。
多くの思い出を残して今年の芸術祭は終わったが、アーティストの方は、既に3年後に向けて、構想を練っているとか。3年後の芸術祭との再会が本当に楽しみである。
(酒井洋美)