研究者という生き方 (10.9.27)
ノーベル化学賞を鈴木 章さんと根岸 英一さんが受賞された記事を新聞で読みました。ノーベル賞の話題を見ると、いつも祖父を思い出します。が、決して祖父がノーベル賞に関係があったわけではありません。祖父は学者で魚の研究をしていました。昭和天皇に教えていたこともあり、それが我が家の唯一の自慢話です。
今から思うとすごい人だったのですが、家族の前では仕事の話はいっさいせず、寡黙で、孫の私達をとても可愛がってくれました。
祖父は遊びやお金、名誉に興味がなく、生活はいたって質素。研究が生きがいだったんだと思います。私が中学のときに亡くなりましたが、地味な研究だけの一生で終わりました。ノーベル賞でも受賞したら、一躍脚光を浴びるのでしょうが、研究者の方というのは、そんな事はあまり考えていないと思います。
両親や親戚から祖父の話しを聞いても、小さかった私はピンときませんでした。
何も語らなかった祖父でしたが、私の心の中で今でも大きな存在であり、色々なことを教えてくれている気がします。 (小森 鹿乃子)
今から思うとすごい人だったのですが、家族の前では仕事の話はいっさいせず、寡黙で、孫の私達をとても可愛がってくれました。
祖父は遊びやお金、名誉に興味がなく、生活はいたって質素。研究が生きがいだったんだと思います。私が中学のときに亡くなりましたが、地味な研究だけの一生で終わりました。ノーベル賞でも受賞したら、一躍脚光を浴びるのでしょうが、研究者の方というのは、そんな事はあまり考えていないと思います。
両親や親戚から祖父の話しを聞いても、小さかった私はピンときませんでした。
何も語らなかった祖父でしたが、私の心の中で今でも大きな存在であり、色々なことを教えてくれている気がします。 (小森 鹿乃子)