新しいミシンと古びた頭 (10.6.28)
作りたいものがあって、社会人1年目に買ったまま一度も使っていないミシンを引っぱりだしました。社会人1年目というと、ちょうど14年ほど前になりますが、何を思ってか覚えていませんが、あの当時最新式のミシンを買って、そのまま実家の押入れの中に眠ったままでした。
古いから使えないかも・・・と思いつつ古くなった箱から出したミシンは新品のままきれいな状態で、見た目はすぐに使えそうでした。・・・が、ミシンなんて高校の家庭科の授業以来使った記憶が無く、糸の通し方すらまったく覚えていません・・・。
それでも説明書を読めばすぐに思い出せるだろうな・・・と、イメージしていましたが、一生懸命読んでも???状態です。説明書と格闘すること2時間くらいで、ようやく縫える状態にセッティングでき、 実家の母がちゃんと保管してくれて初お目見えしたミシンは、14年ぶりにもかかわらず、ちゃんと動いてくれました。
古びていたのはミシンではなく私の頭で、ミシンは14年間ずっと新しい状態のまま、待っていてくれていました。
いろんな機能がついているのに、今回はまったく使いこなすことができなかったので、古びた頭をもっと使ってこの機会にミシンをいっぱい使ってあげようと思っています。
(福原 智子)