「失敗学」 (10.5.21)
「ああ、困った。」
人は誰でも「失敗」を体験します。
私も、53年の人生の中で、思い返す度に顔が赤くなるような「失敗」体験があります。
忘れることが出来るので生きていけるのですが、全てを目の前に列記するとおそらく死んでしまいたくなると思います。
この「失敗」については、「失敗学」という学問になるくらいの意味が有ります。この「失敗学」の本を読んでみると実に面白い教えがあります。
失敗学の定義もあります。「失敗学(しっぱいがく)とは、起こってしまった失敗に対し、責任追及のみに終始せず、(物理的・個人的な)直接原因と(背景的・組織的な)根幹原因を究明する学問のこと」と定義をしています。
世の中には「懺悔的反省」が見受けられます。ひどい場合は「隠蔽工作」をする場合もあります。
しかし、それでは成長が無い。やはり、勇気をもって、「失敗から学ぶ」ことや「再発防止の学び」が大切なことではないでしょうか。(林 哲也)