マスクのお話。 (20.4.6)
コロナウイルスの影響で相変わらず、品不足が続いているマスク。
花粉症の方には二重苦となっているのではないでしょうか。
登録販売者と重度の鼻炎というダブルライセンスをもつ私のコラムでは、わかりやすく
マスクと花粉症について、説明させていただきたいとおもいます。
そもそもマスクは、病人や給食当番の方が自身が菌をまくのを防ぐためくらいにしか使われていませんでした。予防という意味でマスクをするのは、海外では珍しく、日本では戦後復興に成長の早い杉を植えまくった結果、花粉症が発症したといい、日本独自の文化がうまれたとも言えます。
近年では、マスクをしたほうが小顔に見えるということで、花粉症以外の時期でも、常時着用することが定着してきました。
花粉とウイルスでは大きさが、かなり異なり、花粉ならば通常のガーゼでも防ぐことは
できますが、ウイルスは不織布の目の大きさよりも小さいため、市販のマスクは何層か重ねることで、侵入を防ぐようにしています。
ここで重要なのは、マスクをしていたら安全ということではなく、目などからも体内に侵入する可能性があるため、マスクを外す際には外側を触らないように気を付けましょう。
花粉症については、様々な薬が出ていますが、効き目と眠気は反比例するもので、
効き目がある薬程、眠気は倍増します。(余談ですが、市販の睡眠導入薬はこの副作用を利用した、鼻炎薬だったりします)
アレグラやクラリチンは眠気はないものの、速攻性はないので、シーズン前から服用するのがおすすめです。目薬・点鼻薬も色々あり、一概には言えませんが、価格の高いものは予防性があり、安いものはその場しのぎの即効性と思ってもらえばよいかと思います。
女性は難しいかもしれませんが、頻繁に顔を洗って、まつげなどに付着した花粉を洗い流すだけでも効果的だったりします。
少し長くなってしまいましたが、予防に際しては、マスクをすることが目的ではなく、あくまでも、
体内に侵入するのを避けることを心がけましょう。
(まつけん)