知覧を訪ねて (19.8.22)
先日、初めて鹿児島県に行きました。前々からどうしても行きたかった知覧特攻平和会館に行ってきました。
太平洋戦争末期にアメリカに敗れそうになった日本が最終手段として行ったのが特攻作戦です。敵艦に体当たりしていった特攻隊員の最後の言葉、遺書が数多く展示されている唯一の場所が知覧特攻平和会館で、特攻隊員の遺書、遺品約4,500点が展示されています。
特攻に行く前日の隊員の写真も展示されていましたが、翌日特攻に行くとは思えないような、いい笑顔で写っているものもありました。私が同じ立場なら、とてもあんな笑顔ではいられないと思いました。
隊員の平均年齢は21.6歳、一番若い人は17歳という若さでしたが、その年齢で自分の宿命を受け入れ、後の日本の未来を生き残る人に託して決死の思いで犠牲になった若者の心を思うと、今生きていることに感謝し、日々を大切に精一杯生きることが私たちの使命だと改めて感じました。
(齋藤美穂)