MSXⅡ (19.4.12)
MSXというパソコンをご存じでしょうか?
1980年台半ばから、1990年代初期にかけて、隆盛を極めた、家庭用パソコンの規格です。
「子供に買い与えられる安価なパソコン」「家庭で利用しやすいパソコン」というコンセプトで作られたものらしく、この当時の子供が持っているパソコンと言えば、MSXでした。
1991年に中学生だった私は、文化祭のバザーの残り物だった、「MSXプログラム入門」をなんとなく手にしました。書いてあることはアルファベットと数字の羅列ばかりで良く分かりませんでしたが、それを上回る興味が沸き、タダ同然の値段で本を購入。しばらくして、お年玉で、MSXの次世代機のMSXⅡを購入しました。
初めのうちは、本の通りにプログラムを打ち込んでいるはずが、全く動かないことが続きましたが、ついに成功し、「画面上に大小の円が様々な色で現れては消える」という、傍目には面白くも何ともない、しかし私には達成感満載のプログラムが成功し、とても嬉しかったことを今でも憶えています。
時は流れて2019年、実家の片づけをしていた父が、このMSXⅡを発見したとの知らせがあり、蘇った思い出。私がパソコンにアレルギーを抱かずにいられている原体験。今でも動くかなぁ。
(堀川)