「働かないアリ」 (16.2.23)
働き者だと思っていたアリやハチの集団には、ほとんど働かない者が常に2~3割存在すると
言う。人間のように司令塔がいる訳ではなく、仕事への腰の軽い者から腰の重い者まで、
まんべんなく存在するようだ。
更に、
働かないアリだけで集団を作ると、やがて働くアリが現れ、働くアリだけにすると働かない
アリが現れる。
それも、やはり同じような比率で現れるという事を北海道大学の研究チームが発表している。
集団の長期的存続には必要な形態のようだ。
それにしても、
人間と昆虫を比べるのはどうかと思うが、我々組織運営にも無関係とは言えないのかもしれない。
今は駄目な人間でも、いざとなれば活躍の可能性がある。
人は目先だけで判断せず、チャンスを与える事で育ち、いずれチームに貢献すると常に私は
考えていて、この研究結果は非常に興味深かった。
(大山)