「紅葉を求めて」 (14.11.21)
今年は寒暖の差が大きかったので、紅葉がきれいなはずだと思い、久しぶりに紅葉狩りに出かけた。
香川の紅葉の名所といえば、小豆島の寒霞渓くらいしか思いつかなかったので、ネットで調べてみると、必ず出てくるスポットがなんと大窪寺であった。四国88か所の88番札所でもある桔願の寺である。
気軽に出かけてみると、これが結構遠くなかなかたどりつかない。徳島との県境に近いであろう結構な山奥であった。目的地に近付くと、さすがに有数の紅葉狩りスポットだけあって予想以上に混雑しており、駐車場に入るのもしばらく待ちの状態であった。
やっと到着した大窪寺周辺は、あざやかな紅葉でわざわざ遠くまで来ただけのことはあり、非常に満足した。完全な紅葉ではなく、まだ緑の部分も少しあり、緑から黄色・赤色へのグラデーションがみごとで、私の本当に好きな瞬間であったのだ。
さらに、そこで作りたてのこんにゃくなどを買って帰り、お土産までも満足の一日であった。そのこんにゃくだけでも、また買いに行きたいと思うほど、スーパーでは買えない臭みのないおいしい代物であった。
これからは、香川の紅葉狩りの場所を尋ねられたら、迷わず大窪寺と答えるだろう。
(酒井洋美)