リストラを考える (09.1.21)
「夜明け前が一番寒い」ものです。寒さも春になる前が最も寒いものです。
身近な企業が、破綻しリストラすることになり「百年に一度の大津波」と言われる経済大恐慌が実感されだしました。しかし、内容は大企業とその下請グループの動向に関連したものが圧倒的です。ある評論家は、「この不況の本質は、米国人が過剰な借金をし、過剰に消費をするという経済原理の上に成り立っていた巨大な市場が、消えてしまったことにある」と分析しています。日本の中小企業の実体経済が原因ではないということです。米国市場の債務を証券化し複雑に世界中に展開し連鎖したことによって世界の資本が結びつき、共に世界大恐慌へ転落しているのですが、とりわけ対米依存度の強い日本の大企業が、件並み業績が悪くなるのは当然だと言えます。
身の回りの企業を見ると、顧客と深い信頼関係を作り、品質を重視した丁寧な仕事をしている企業は好調です。地域に存在する顧客に必要とされ大切にされる企業になろうとしているか、経営者が本当に責任を果たそうとしているかが重要だと実感します。
さて、今月から「確定申告」の時期になります。「明けない夜は無い」のです。「百年に一度の大笑い」ができるようにしたいものです。
(林 哲也)
身近な企業が、破綻しリストラすることになり「百年に一度の大津波」と言われる経済大恐慌が実感されだしました。しかし、内容は大企業とその下請グループの動向に関連したものが圧倒的です。ある評論家は、「この不況の本質は、米国人が過剰な借金をし、過剰に消費をするという経済原理の上に成り立っていた巨大な市場が、消えてしまったことにある」と分析しています。日本の中小企業の実体経済が原因ではないということです。米国市場の債務を証券化し複雑に世界中に展開し連鎖したことによって世界の資本が結びつき、共に世界大恐慌へ転落しているのですが、とりわけ対米依存度の強い日本の大企業が、件並み業績が悪くなるのは当然だと言えます。
身の回りの企業を見ると、顧客と深い信頼関係を作り、品質を重視した丁寧な仕事をしている企業は好調です。地域に存在する顧客に必要とされ大切にされる企業になろうとしているか、経営者が本当に責任を果たそうとしているかが重要だと実感します。
さて、今月から「確定申告」の時期になります。「明けない夜は無い」のです。「百年に一度の大笑い」ができるようにしたいものです。
(林 哲也)