秋になると、どこからともなく香ってくる金木犀。普段は、その存在さえ忘れられている木ですが、この時期だけは存在感を発揮します。香りに誘われて、その木のありかを探すと目の前にあることがあります。そして香りとともに、思い出も呼び起こされます。小学校の運動会や秋祭りなどさまざまなシーンに金木犀が香っていました。中でも、高校の学園祭は中庭の金木犀の木にたくさんの花が咲いていたことと一緒になって思い出となっています。
空気がきれいでないと、花付が悪くなると聞く金木犀ですが、今、事務所の前のお宅の庭の金木犀はたくさんの花を付けています。 (濱田)