紙はゴミじゃない! (12.9.6)
先日、休日に近くのコミュニティセンターで行われた「古紙リサイクル講座、紙はゴミじゃない!」というセミナーに参加しました。休日にそんなセミナー・・・と思いながら知人に勧められるまま参加したのですが、これがなかなかおもしろいセミナーでした。
講師は、岡山県の古紙リサイクル業会社の社長さんで、実際に目の前で紙がリサイクルされる実験も見せてくれました。
レシートや使い古しの封筒、はがきなどの切れ端を水でミキサーにかけ、水をこし、ドライヤーで乾かし、最後にアイロンをかけることで、新しいきれいな色のはがきに生まれ変わった時には思わず「おー!」と声を上げてしまいました。
通常の紙ゴミに出している新聞やチラシ、雑誌、ダンボール、紙パック以外の紙を「ざつ紙」といい、先ほどのレシートや使い古しの封筒、はがき、薬の袋、のし紙、おかしの紙箱、トイレットペーパーの芯などほとんど燃えるゴミに出していた紙がこの「ざつ紙」に分類され、これもリサイクルされるとのことです。これら50キログラムの古紙で大きな木が一本助かるとのことです。
早速、自宅でも紙はゴミ箱に捨てず、すべて別の袋に入れ、紙ゴミの日に出すことにしたところ、燃えるゴミが半分以下になり、ゴミ袋の節約にもなりました。こんなに紙ゴミって多かったんだなと実感しました。
最後に社長さんが「全国の企業や学校、団体など依頼があれば無料でどこまでもお話に行きます」と言っていたのが印象的で、損得なしに本当に紙を大切に思っていることが伝わってきました。
話しもとても軽快で楽しく、あっという間の2時間でした。
(齋藤 美穂)